12月7日、政府による、突然の発表がありました。
大学無償化 2025年度から
政府が少子化対策の一環として、打ち出した方針です。
『子供3人以上の世帯に対し、所得制限を設けず、子供全員の大学の授業料を無償化する』
私立大学文系の授業料、年間平均が81万5000円。かける4年で約326万円。
それが、3人分だとして、978万円。 約1000万円。
2025年度からスタートさせる方針。
目的は、『第3子以上を産むかどうかを悩んでいる人に、大学の授業料が
無償になる事で、検討してもらいたい』 らしいです。
『所得制限無し』は、ちょっと違わない?
1000万円の補助金って考えたら、凄い事ですよ!!!
子供が2人の世帯と、3人の世帯で、こんなに差をつける事無くない?
そりゃ、子供3人の世帯は金銭面以外にも大変だと思うし、少子化の日本にも
貢献して頂いてると本当に思います。
でもね、2人だって大変な家庭はいっぱいあるじゃない。
ウチもしんどかったよ〜。 ウチも娘が2人だけど‥
2人とも、奨学金を借りて大学行きました。
私もパートの時間を伸ばしたり、本人達もアルバイト頑張って、
留学の費用も自分たちで捻出してもらって、何とか卒業しました。
それも良い経験だったかもしれないけど、社会人になって、奨学金の返済がとても大変です。
兄弟、姉妹が2人だから、奨学金。3人だから無償?
これからの彼らの人生設計に、大きな影響与えますよ。
子供2人世帯の子供は、0どころか、借金背負ってしまうんだから。
3人以上子供がいる家庭でも、金銭的に余裕のある家庭は『無償化』
でなくても良くないですか? 所得制限、必要だと思います。
2人兄弟がろうが、3人以上だろうが、同じ子供でしょ。
同じ、日本の宝。明日の日本を担ってもらわないと。
この制度、格差社会がますます加速しそうな気がするんですけど。
子供1人でも、何人でも、所得に応じて、臨機応変な補助がある方が良いと思います。
まず、結婚。まず1人目でしょ?
少子化対策と言うのであれば、今20代、30代の人で結婚しない人が増えているのも
早急に改善していかないといけない問題です。
経済的に、結婚する事に躊躇している人に、いきなり3人目の子供の話をされても、ですよ。
非正規雇用であったり、奨学金返済が大変だったりで、家庭を作るどころじゃ無いって
事、何故解らないんでしょうね。
まず、その問題を解決してあげないと。
それに、いつ、この『3人目から大学授業料無償制度』
が変わるかも知れないって不安もありますよね。
本当にずっと続くのか? 頑張って3人産んだのに、将来的に、全員大学無償にならないのか?
子供を産んで育てるって、凄い大きな決断なんですから。
だったら、思い切って、『結婚して、子供産まれたら、お祝い金100万円!』
とか、『結婚して子供産まれたら、奨学金返済免除』
とかの方が即効性がある気がするけど。
まずは、1人目を安心して産んでもらえる環境を作らないとって思います。
本当に2025年度から?
なんか急すぎません? 2025年度からって‥。
大学無償化の話は、もう何年も前から言われていたのに、全然進んでなかったじゃない?
急展開。3人目からなんて、寝耳に水。
この制度で、大学進学を目指す事が出来る人が増えるのは、とても良いと思う。
でも、きちんと色々決めてからにして欲しいです。
今、頑張って奨学金の返済をしている人が「返済するのがバカバカしい」とか
「子供2人世帯は損だ」何て、思わない政策もきちんと打ち出して。
無償にする授業料の捻出先とか、留年した場合の授業料はどうするとか、
一度社会に出てから、大学に入学する場合の事とか。
ホントに細かく決めているのかなぁ。 きちんと説明して欲しいです。
今、派閥パーティのキックバック裏金問題とかで、岸田政権の支持率が低くなっている事
で、支持率回復の為に急いだ訳じゃ無いですよね?
だとしたら、逆効果な気がするけど。
『3人目から大学授業料無償化』と、支持率回復作戦が、どうか無関係でありますように。
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